双方向

ネットが普及して双方向性(インタラクティブ)が一般化して、はや一時代を築いている。けれど私は、書店に並ぶ本のタイトルを選ぶ楽しみや、見たくもないテレビのゴシップ番組をスルーする権利は欲しい。なぜなら、情報というものをそこまで信じていないから。特に文字だけのコミュニケーションは危険さえ感じている。ペンは剣よりも強しとはよくいったもので、ウィルスメールと同様、必要な情報と誤判断して見てしまったら最後、相手の思惑に少なからず侵食されてしまうことになる。
最近よく、〝東山さんにコメントを送りたいのですがどこにアクセスすればよいですか〟というご質問を頂戴していているようで、真心をもって私にメッセージを届けようとしてくださったお気持ちはとても有難い。実際にそのコミュニケーションから幸福感を得たいとも思うけれど、水際で制限をかけている以上、それは諦めなくてはいけない。申し訳ない。
そもそも演者としての仕事は、表現を通して皆さんに娯楽を与えることであり、それが夢うつつであるからこその魅力であったはずだが…もうその時代は懐かしい。
もっといえば、双方向コミュニケーションはそれほど容易なことではない。相手の背景や顔色や声色、時間軸や距離感、あらゆる情報を読み取って行うものである。それを読み解く素晴らしい本能が備わっているはずなのに、我々は便利さを追求し楽をすることによって本来の力を忘れかけている。
貴方ってこんな人物だ、貴方は間違っている、貴方はこちらをもっと理解するべきだ、貴方はこちらの価値観に服従するべきだ云々…この事態の理解が、正直いって追いつかない。表現することを超えた範囲で、誰かのご期待に沿うことはもう出来ないと自身の器量のなさを認めた結果である。
しかし、私のようなことを感じて疲れている人もどこかにいるはずである。誰かの無責任な文字に傷つき、幼い胸を痛めてしまっているような誰かが。
そんな人を勇気付けることが出来たらと、私は、私が感じるままのひとつの表現をしている。

職場におけるメタ化

【職場におけるメタ化】
私は女優としてのお仕事で、撮影待ちの度にわざわざスタッフさんが椅子を持って来てくださることに遠慮してしまい、ど〜うしても慣れなかった。
先日、NHK朝ドラヒロインの葵わかなさんのお話で、「私はヒロインとして当たり前のように皆さんに助けてもらえるけれど、脇役の方やスタッフの方は誰に助けてもらえるの?と考えて…ならば、私は皆さんがこの現場を好きになるように頑張らなきゃという責任を感じた。」と話されていた。葵さんがオーディションに合格して撮影がスタートしたのは若干18歳。〝この人は若くして本物の座長だ〟と畏敬の念を覚えた。これを【メタ化(客観化)】というのだろうか。若干18歳でいきなりアサインされた国民的コンテンツ制作現場において、いまこの環境、状況、組織において、自分がどの立ち位置におり、どんな役割を担っているのかを正確に把握できていることになる。(その考えはしっかり共演者スタッフに伝わっていた様子)
そうなのだ、スタッフさんが私に椅子を持って来てくださるのは、私に親切にするためでも姫扱いするためでもなく、関わる作品を向上させるため、画に残る演者のコンディションを考えてのこと、即ち〝仕事として〟やっていたのだ。
あるドラマの撮影で、私は主演の木村拓哉さんの頬をぶん殴るという役だった。連ドラという出来上がった現場の空気に、チョイ役で(しかもそんな役で)出演するというのはかなりのプレッシャーである。張り詰めた緊張のなかで出番を待っていると、そこに居るはずのない主演俳優が黙って私の隣の席で雑誌を読んでいた。(な、なぜここに…?!) 間が持たず思い切って、「あの、◯役の◯です。後ほどよろしくお願いします」と言えば、「思い切りやっていいから。女の子に殴られるの好きだから」とだけ言い残して去って行かれた…。つまり、チョイ役の私が演りやすいように緊張をほぐしに来てくださったのだ。一見、自分の表現さえできればよい世界に見えるかもしれないが全くもって違う。そのとき私は、〝座長(おさ)〟が何たるかを知った。
職場において個の自由が叫ばれる昨今、〝チームプレー〟の意味を履き違えている人が多いなあと感じてしまう。それは若い方に限った話ではない。チームプレーとは、明確な共通の最終目標に向かって、互いの能力を持ち寄り高めあうことであり、仲良しこよしや利己的に都合よく利用(搾取)し合うものではない。そういえば最近、〝エンドロールに関わった人すべてがクレジットされる仕事と違うから〟みたいな言葉を使う人もいたが、もしかして、私のいた環境が特殊だったからか…??などとも思うが、いや、少なくとも、自分はリスペクトされなくてもよいと考える人はいないはずだ。たったひとりで仕事が完結する人もいないはずだ。ただの仕事ではなく、ともに〝質のよい仕事〟ができるか否かは、各々がその視点をもっているかどうかかと思う。なかなかそういう現場も少ないのだけれど…そんなチームと出会ったときの幸福感といったら、ないのだけど。

ホーキング博士の死

ー 足元ばかり見ていないで、星空を見上げることも忘れないで ー

ここ数日、ざわざわしている…。『ホーキング、宇宙を語る』を読んだ若いときから(正しくは途中で活字を理解するのを諦めて図解だけを目で追った) この人は、ヒトの域を完全に超えている…と一目置いている。その人が2014年の時点で、AIが人類に破滅をもたらすと予言した。「AIは人間の指示を受けずに自分で進化を遂げ、自身で再設計を行う形で発展を続けていく。生物的な限界を持つ人間はこの進化に追いつけず、やがてAIの能力が人間を超えていく」と…。頭からAIを否定するわけではないが、Facebookのチャットボットが勝手に会話をはじめたというニュースをきき、ひぃ…っ!と恐れ慄いたのは、他でもないこの方の予言があったからだ。でも、どこかで安心していたんだ…この人がいれば、この人がきっと警鐘を鳴らして、AIに勝る知恵でなんとかしてくれると。ちょうど銀河鉄道999の鉄郎のように、人間自身が機械化すること(テクノロジーの進化)がまるで完全な未来を意味すると信じて突き進んでしまう人類を軌道修正してくれる、と。本質を見極めようとする者を失うことは人類の損益だ…こんなにも、ざわざわする…。あらためて、テクノロジーの進化にはストーリーテラーが必要だと感じる。

ありがとうございました

昨日は、私たちメガレンジャーの同窓会でした。

一緒にものづくりをする仲間と、その作品を愛してくださる皆さんがいる場所は、なんであんなにあたたかいんだろう…。
心があたたかくなって、ほやほやになってしまいます。
そんな中でお話していたら、時間がいくらあっても足りなくなりそうでした。
全員のお客様と握手をしたかったのですが…間に合わなくて残念でした。

今回、チケット発売後3分でsold outとききました。
会場に来られなくて寂しい思いをさせてしまった方も、こうしてこの作品を生き続けさせてくださった仲間のひとりです。
ほんとうにありがとうございます。

あらためて、皆に愛される作品に携われたことに感謝いたしております。
みんなががんばっているから、私もがんばれる…そんなことを再認識できた時間でした。

また、みんなで会えたらいいなあ…♪

みく

 

 

新年

 

あけましておめでとうございます

 

世の中が平和で、

皆さんに笑顔が多くありますように。

 

2018年 元旦

東山麻美

 

 

#metoo

 

Noと言う度に進む道を変えねばならないのも、世の常と飽きらめていましたが…
この単語によって報われた気がします。
お陰様で先日も、〝このご時世ですからお気をつけあそばせ〟と受け流すことが出来ました。

その理不尽さはいじめと同様、人権侵害。
された側は忘れることはありません。

 

 

お誕生日

 

ありがとうございます。

 

自分なりにのりこえていけば

自分なり♡の場所にたどりつけるような

それを信じてよい気がした

はじまりの日。

 

みなさん、ありがとう。

 

 

御礼

 

結婚のお祝いを、ありがとうございます♪♪

結婚式のお手紙や花束贈呈式とかで、とつぜん両親や友達に涙するでしょう?あれ、人の結婚式で見ていて不思議だなあと思っていたの。
なんかね…そんな感じ。

みなさんからのお手紙を拝読していて、あらためてその存在の意味を知り、自身の人生の節目を実感させられます。

ときには人生の先輩だったり、後輩だったり、共に生きる“同志”だったり…家族みたいに感じるときもある。
みなさんの存在はとても不思議であたたかいです。

 

私ね、一番最初にこども番組のヒーローをやってよかったなあって思うんです。それからの人生、悪いことできないものね(笑)
みなさんをがっかりさせないように生きよう、恥ずかしくないように生きよう、錆びない人であろう、自分にとって正しいものを選択していこう。
時代とともに生活は移り変わっても、うまくいかなくても苦しくても、根底にあるものはみなさんの存在でした。

こんなふうに…(お手紙に目を落とし)近くて遠くからいつも私の人生を見守り、勇気づけてくださいました。ただの女性やタレントとしてではなく、ひとりの人間として私の人生を尊重してくださいました。
これからもずっと、私はみなさんの存在を感じて生きていくのだろうと思います。恥ずかしくないように、一緒にがんばれるように、悲しませないようにと。

こんなふうに東山麻美は、あたたかなみなさんとつくりあげたものです。

失敗したり、傷ついたり、心細くもなるけれど…ご安心ください。いまもいろんな人たちに愛されています。いろんなことに感動して、この世界の素晴らしさを享受しております。
どんなかたちでアウトプットしてみなさんにお伝えするか、それはタイミングをはかりつつ…
その時までに、たくさん蓄えて参ります。

これからも一緒にこの世界を楽しみましょうね。
みなさんのご健康とご多幸を、心の真ん中からお祈りいたしております。

かしこ

東山麻美

 

 

げんき?

 

私は元気です!

(に、なりました笑)

 

これまで何十年も全速力で立ち漕ぎしてきましたが、旦那さんというパートナーを得て、一緒に自然豊かな土地に拠点を構えるなどして急にスピードを緩めたもんで…少しバランスを保つのが大変でした。

私はいま東京ともうひとつ、大きな山と湖の間にお家があり、都会と田舎の2拠点生活をはじめました。

お部屋の窓からはなんと湖が一望でき、木々の緑と水面の煌めきと、連なる山の尾根のブルー、四季折々の美しい自然に囲まれています。何より、夜にはきちんと闇と星の輝きを教えてくれます。

しかも、なんとお家に天然温泉もあり…よく考えたらなんだこれ、お金持ちみたいじゃないか‼︎

老後の夢だったはずの〝温泉のある家に住みたい〟を、旦那さんのもうひとつの視点を得たことで、あっさりと叶えられてしまいました。

旦那さんのお弁当をつくってるときが幸せ、、なんていう女の子の感覚も思い出しました。

一年前にはまったく予想もしなかった生活に、本人驚いています。人生なにが起こるかわからんです。

 

私の恩師がこんな祝辞をくださいました。

ー自然は人の心に平安をもたらします。
旦那様と出会う迄長く掛かった時間を少しでも取り戻すため、一緒にいる時間をなるべく長く取り、その土地の自然と人々の純朴さを味わって下さい。ー

この言葉が、私のブレーキの罪悪感をぬぐってくれました。

 

情報過多でハイスピードの都会の生活が長かったので、いまは激しくデトックス中です。

飽和状態だったアタマをやわらかくして、童心パワー(感性)を取り戻したなら、ゆっくりと本気を出そうと思ってます(笑)

 

2拠点生活、オススメですよ。

 

来月は、懐かしい仲間と集合します。

それぞれ5通りぶんの人生と、〝いま〟を持ち寄ることが、いまからとても楽しみです♫

 

近況のご報告まで。

 

旧友

 

小学校からのお友達。

もちろん、今も友達。

とても大好きで、尊敬している友達。

 

彼女たちといると、本来の自分を取り戻す。

なにもない自分も、無条件に大切にしてもらえる。

じんわりと魂があたためられるのを感じる。

 

そして、思う。

 

ああ、わたし、なんだかすごく疲れていたんだなあ…。

 

 

Happy?

 

お嫁さんになったことに惚けていていんだよ

何もない自分で居られる場所を見つけたんだよ

これからは、気負わずに、楽にゆっくりでいいんだよ

誰かが教えてくれました。

 

けれど、“ 居場所 ” というのは絶えず、自身が見出さなければならないということを痛感します。

私はまだ、息を切らしています。

 

More slowly …

そこ行くお嬢さん

誰かのために無理しないで

我慢ばかりをしないで

人を嫌いにならないで

一人で頑張りすぎないで

心の余裕こそ、すべてのHAPPYのもと。

 

 

 

早朝もはよから東北から、兵庫の姫路へ。
「あんた、早よ、いい人見つけなさい。男と女、ふたつで、ひとつ」

そう、ぽつりぽつりと諭してくれていた祖母に、いよいよ結婚の報告をするために。

どれだけ遠くに住んでいても、季節に一度は会いに行こうと決めていたのに、起業してから多忙でつい一年があいてしまった…。

前回の別れ際に笑顔を見せてくれていた祖母は、より小さく小さくなり、指輪をみせようとしても、瞼を閉じたままだった…。

 

近畿南部は警報がでるほどの、春の嵐
花を散らす雨にも、ちゃんと、役割があるんだなあ…。

 

 

浅田真央さん引退

 

尊敬していました。
演技に失敗した時の、立ち上がる視線と背中が大好きでした。
気力をなくしたときこそ、いままで気付かなかったチャンスがあると思います。
彼女の決断をリスペクトし、お幸せを心から祈っています。