ホーキング博士の死

ー 足元ばかり見ていないで、星空を見上げることも忘れないで ー

ここ数日、ざわざわしている…。『ホーキング、宇宙を語る』を読んだ若いときから(正しくは途中で活字を理解するのを諦めて図解だけを目で追った) この人は、ヒトの域を完全に超えている…と一目置いている。その人が2014年の時点で、AIが人類に破滅をもたらすと予言した。「AIは人間の指示を受けずに自分で進化を遂げ、自身で再設計を行う形で発展を続けていく。生物的な限界を持つ人間はこの進化に追いつけず、やがてAIの能力が人間を超えていく」と…。頭からAIを否定するわけではないが、Facebookのチャットボットが勝手に会話をはじめたというニュースをきき、ひぃ…っ!と恐れ慄いたのは、他でもないこの方の予言があったからだ。でも、どこかで安心していたんだ…この人がいれば、この人がきっと警鐘を鳴らして、AIに勝る知恵でなんとかしてくれると。ちょうど銀河鉄道999の鉄郎のように、人間自身が機械化すること(テクノロジーの進化)がまるで完全な未来を意味すると信じて突き進んでしまう人類を軌道修正してくれる、と。本質を見極めようとする者を失うことは人類の損益だ…こんなにも、ざわざわする…。あらためて、テクノロジーの進化にはストーリーテラーが必要だと感じる。